ここ近年、子どもや妊婦さん、カフェインが苦手な方にも飲みやすいお茶としてノンカフェインの『ルイボスティー』が注目されていますね。
ちなみに私はコーヒーや紅茶を一日に何杯も飲み、夜遅くに玉露を飲んでも眠れるようなカフェインには強いタイプですが、そんなわたしがほぼ水代わり的に飲んでいたのがルイボスティー。
一時期は飲みすぎて、体内の水分がルイボスティーなのでは??と思うくらいでした。
最近よく聞くけど、ルイボスティーって、あんまりどんなものなのか知らないな、という方も多いかと思いますので、ヘビロテユーザーが簡単に解説します!
ルイボスティーの効果効能の理由は『SOD様酵素』
いきなり謎のワードがでてきましたが、その前に、そもそもルイボスティーってなんぞや?
「ルイボス」とは、原産地の南アフリカの言葉で「赤い茂み(Red Bush)」を意味します。茶の木の葉からできている一般的な「お茶」とは異なり、豆科の低木の針状の葉の部分を使ったお茶です。いわゆるハーブティーに属されますかね。
カフェインは含まれず、代わりにフラボノイドを含む抗酸化物質や酵素成分が非常に多いと言われています。それゆえ、美容茶の代名詞とも言われるのだとか。それはあんまり知らなかった。長く飲んでいますが、効果の程は…正直わかりません。飲んでいるから老化がこれくらい(どれくらい?)で済んでいるのかもしれません。
で、その酵素というのが、老いや病気などの原因とされている活性酸素を除去する「SOD様酵素」。スーパー・オキサイド・ディスムスターゼ(super oxide dismutase)の略なんだそうですが、ま、その辺は軽く聞き流しておきましょう。覚えられる気がしないし。
美容についてはあまり知りませんでしたが、毛細血管にいいという話は聞いたことがありました。あまりルイボスティーがメジャーではない頃、飲みながら「毛細血管にいいらしいよ」と言っても誰も食いついてくれませんでしたけどね…。それも「SOD様酵素」が活性酸素除去に働くからなのですね。何かと活性酸素に細胞がやられやすい中高年には特におすすめしたいかもしれません。
とはいえ医薬品ではないし、効果効能的なことを大々的に謳うのはあんまり…と個人的には思うのですが、サプリメントをわざわざ飲むくらいなら、普段の飲み物をルイボスティーにするのもアリではないですかね。
私も毛細血管にいいから飲んでいたわけではなく、単純に飲みやすいから飲んでいただけなので。
ルイボスティーには「発酵」と「非発酵」の2種類
ルイボスティーには2種類あります。 発酵させないものが「グリーンルイボスティー」、発酵させたものが「レッドルイボスティー」ですが、発酵しないように管理するほうが手間がかかるのだそうで、非発酵のグリーンルイボスティーのほうが一般的には価格が高くなる傾向にあるそうです。
そもそも紅茶は「発酵茶」、ウーロン茶は「半発酵茶」、「不(非)発酵茶」が緑茶。全部同じお茶の葉なのに、発酵の程度でお茶としての種類がかわりますよね。
ルイボスは原料がお茶の葉ではありませんが、ルイボスティーができるプロセスとしては、非発酵茶の「グリーンルイボスティー=緑茶」で、発酵茶である「レッドルイボスティー=紅茶」と当てはめることができます。
飲み比べてみました。ルイボスティーってどんな味?
一般的によく見かけるルイボスティーは、発酵した『レッドルイボスティー』が多数ですね。 紅茶のような赤褐色の、紅茶のような色。
一方で『グリーンルイボスティー』は文字通り、淹れたては緑茶のような色合い。じっくり出していくと徐々に茶色みがかってきますが、『レッドルイボスティー』ほどの褐色にはなりません。
見た目も違いますが、味も違います。
同じブランドで『グリーンルイボスティー』と『レッドルイボスティー』があったので飲み比べてみました。
お湯を注いでみると、それぞれこんな色合い。早速名前の通りのグリーン(というかイエロー)とレッドですね。
『レッドルイボスティー』は、苦味のない紅茶やウーロン茶のような風味
味は、紅茶とウーロン茶の間のような感じ…?というか、紅茶とウーロン茶を混ぜて苦味やえぐみを抜いたようなあっさりまろやかな味です。
『グリーンルイボスティー』は、青い風味もある中国茶のような雰囲気
『レッドルイボスティー』よりも青みを感じる、フレッシュとまでは言いませんが、緑茶に近い風味というか、中国茶にありそうなあっさり感。長めに出していると、若干渋みも感じます。
で、結局どう違うかというと
いずれにしてもどちらもあっさりです。あっさりの中でも発酵している分、レッドの方がまろやかさを感じますかね。どちらも後味がすっきりなので、いくらでも飲めます。個人の感想ですが。
無印良品にはブレンドルイボスティーも色々ある
無印良品にはルイボスティー商品のバリエーションが地味に豊富。ブレンド系は白桃のほかにマスカットやアップルなどもありました。定番商品かはわかりませんが、ボトル入りドリンクもあるので、気になってる方は試しやすいかもですね。
ちなみに年中いつでもどこでもルイボスティーを飲み持ち歩く私を見ていた友人がルイボスティーを飲み始めたらしく、「ルイボス&黒豆茶がおいしい」と言っていました。私はルイボスティーはストレートでしか飲んだことがないので、今度試してみよう。
慣れてくるとガブガブいける
初めて飲む方は不思議な味…と感じるかもしれませんが、慣れると本当に飲みやすく、スッと身体中に行き渡るような、体に抵抗のない優しい飲み物だなーと感じます。
ちょっと胃が弱っている時など、普段はなんともない紅茶や緑茶も結構ダメージを感じることがあります。弱ってわかる、カフェインの重み。。
ノンカフェイン茶は色々ありますが、麦茶も炒ってある分、香ばしさや穀類独特の風味は若干強め。ハーブティーも酸っぱかったり香りが強かったりとそれぞれ主張強めではありますが、それらと比べると(慣れはありますが)ルイボスティーは全方向から優しいな〜とヘビロテユーザーは思うのです。
比較的傷みにくいので夏場でも安心して飲める
麦茶や黒豆茶などの穀物茶には炭水化物が多く、抗菌作用のあるカテキンを含まないため比較的傷みやすいそう。ところで、カテキンを多量に含む緑茶も、金属に触れると風味が変わってしまいますよね。となると、お茶を水筒に入れて持ち歩くなら、ルイボスティーがベストかもしれません。
年中ホットのルイボスティーがそばにある心強さ
個人的には年中ホットのルイボスティーを水筒に入れて持ち歩いています。
冬はもちろん、夏も意外と冷房が効いてて冷えますよね。 しかも自販機のラインナップも一斉に『つめた〜い』だけになり、『あったか〜い』はどこを探してもない、、ということも起こりがち。コンビニに行ってもコーヒーかお茶が少しだけ。なんなんでしょうか、あの手のひら返しのような冷徹さ。夏場のホットドリンク難民はなかなか過酷です。しかも、ほんの一口あればいいだけだし。そんな時に場所を選ばず探さず温かいルイボスがあると身も心もホッとできます。
せっかく飲むなら安全なものをチョイス
ルイボスティーに限りませんが、体に入るものはそれなりに気をつけたいもの。 グレードの他に『オーガニック認定』『エコサート認定』『有機JASマーク』などの認定マークがついていたりしますので、なるべくそういうものを選んでおくと余計な心配がなくて安心ですね。
一昔前はそれほど見かけなかったルイボスティーも、今ではスーパーなどでもお茶コーナーに置いてますので、ぜひ一度試してみてください。