おうちカフェを手軽に楽しむ、コンビニデザート【ピスタチオアイス】

2021年、いよいよ今年も夏の到来。
冷たいものが美味しい季節ですね。消化器系ヨワヨワのわたしも、警戒しつつも心躍ります。
いや何しろ暑いし。暑さには勝てません。

おうち時間が長くなり、もはやスタンダードになりつつある昨今、どこかへ食べに行くというよりも”おうちカフェ”が定着しました。美味しく希少価値も高い有名店のスイーツや、手をかけた体に優しい手作りスイーツなど、質にこだわる方が多いかと思いますが、近頃のコンビニスイーツもクオリティ高いと思いませんか?

近年のピスタチオブーム。今年はさらにピスタチオフレーバーのアイスが一層増えました。期間限定だったりするので、せっかくなのでブームに乗っかってみることに。たまにはいいでしょう。
と言い訳から始まりましたが、さて、いってみよう!

そもそも、ピスタチオって?

ウルシ科カイノキ属の落葉樹から採ったナッツ。「ナッツの女王」と呼ばれもするのだとか。
イランからアフガニスタン地方を含む中央アジア原産とされ、現在の主な生産地はイラン、アメリカ、トルコ、シリアなどであり、現在の生産量はイランが世界一。中国では新疆ウイグル自治区が主産地(wikipediaより)だそうです。ウイグルというと近頃色々言われていますが、主に暑い乾いた地域で作られているようですね。まあナッツ類は大体暑い国で採れるというイメージですが。

殻を剥くと鮮やかなグリーンの身が出てくるので、ペーストなどにしてこの色を活かしたスイーツは、以前からもお菓子屋さんで時折目にすることもありますよね。個人的にはマカロンブームからピスタチオって頻繁に聴くようになったような気がします。鮮やかなグリーンが目を引きました。

しかし、アーモンドやくるみほどの定番ナッツという印象はありませんでした。これまでそれほど注目されていなかったというのもひとつですが、そもそもナッツの中で価格が高く、安定した供給が難しいからなのだそう。

2021年、ピスタチオアイスが豊作

ここ数年ブームのピスタチオフレーバーのアイス。
ですが、2021年はさらにピスタチオアイス激戦化が進んでいました!

ピスタチオマカロンアイス[セブンイレブン]

セブンイレブンのピスタチオマカロンアイスが、毎年発売しても10日で売り切れなどで「ま〜ぼ〜ろ〜し〜」と化していたという噂をうっすらと聞いていましたが、ある日たまたま出会えました。
ふと目をやると、えっ、これ?ひょっとしてこれか?とアイスコーナーのカゴの中で鎮座していた、ラスト1個。迷わず購入。

ロゴなどがついていないので、セブンイレブンのPB(プライベートブランド)というわけでもないようですが、アイスマン福留さん情報によると、やはりこれのよう。

開封してみると、おお、美しい!見た目からしてつるんとしてて綺麗です。

でもまあこのまま、袋から出したまま食べたら、なんとも味気ない。おうちカフェ、らしく。ほんの一工夫で気分って全然変わりますよね。
ということで、せっかくなので涼しげなガラスのお皿に盛ってみました。フルーツなんか添えられたらよかったね。

お味はというと…
マカロンが本当にマカロン。って言い方おかしいけど、有名店のマカロンと相違ない、外側はサクサク、内側はもっちり。そんで、甘い。マカロンの皮?本体?って、砂糖の塊か?って思うくらい、むちゃくちゃ甘いですよね。あの印象の甘さはありつつ、品がいい。しかもアイスが挟まっているのに全然べちゃっとしていないのもすごい。おそらく企業秘密が…。製造は赤城乳業さんらしい。赤城乳業というと『ガリガリ君』のイメージですが、こんな繊細なものも作っているんですね(なんか言い方すみません)。

マカロン部分の甘さはガツンときつつ、アイス部分は甘さ控えめでバランスがいい。
ピスタチオのあの香ばしい風味もちゃんとある。

マカロン部分がちゃんと甘いので、砂糖なしのカフェオレでいただきました。結構ずっしり、ボリューム感あり。
なんだか優雅な午後のおやつタイムになりました。これで218円(税込235円)なのすごい。

でもその後一切見かけなくなりました…。あれが本当に最後だったか。。

ピノ ピスタチオ

今いちばんネットで話題になっているのがpino(ピノ)のピスタチオ味ですかね。

これは割とずっとあるので、買ってみました。
そもそも個人的に、ピノってあんまり買わないタイプのアイスでした。なんとなく。

切ってみると、淡いピスタチオグリーン。トレイがグリーンなのでわかりにくけど。

食べてみると、香ばしいピスタチオのフレーバー。形状にもよるけど、やっぱりこっちは手軽な感じですよね。個人的な記憶に基づくものだと思うけど、なんかピノって授業の合間に友達とつまんでいたような記憶があるので(大学生?)どうもそういうカジュアルな存在感です。まあフレンドリー。

[ローソン]Uchi Cafeのピスタチオ祭り

最後に、ローソンのPB、Uchi Cafeのピスタチオ祭りをどうぞ。

どうしたどうした、やりすぎなんじゃないんか?これは…
と思ったら、これ以上にまだアイスが3種類くらいと、プリンとパンと焼き菓子みたいなものもあるらしい。

ローソンよ、世界中のピスタチオを買い占める気か!?

まあとりあえず、最寄りのローソンにあったこちらの4種を購入してみました。
ここまできたらピスタチオアイスを極めねば。誰にも頼まれてないのに使命感が湧いてきました。しかし若干ピスタチオの味に飽き始めている。。

大体、『濃厚』と『濃密』と、どうちがうんだい、と突っ込みながらも、でもまあ同じローソンだから、どれも同じ味なんじゃね?なんて舐めた姿勢でいただくと…とんでもなかった。

こちらの『濃厚ピスタチオ』は、青い香りを感じる。フレッシュな印象。青臭いというとネガティブな響きですが、香ばしいだけでなく風味に生っぽさを感じる。

一方、ケーキアイスの方は、ベースのアイス部分だけスプーンですくって食べてみると、カラメルのような風味を感じた。スポンジと相性をよくしているのでしょうか。(個人の想像です)

そしてカップのアイス。

砕いたナッツが入っているので食感がよいですね。香ばしさも広がります。これはスコーンやパンケーキなどと合わせたアレンジにもいいかも。

そして、『濃密ピスタチオ』は、ホワイトチョコレートコーティングのパリッとした食感と濃いピスタチオアイスとのマリアージュでまあお上品。青さは感じないけど、アイス部分だけで食べてみると、結構な豆の風味つよし。なかなか豆くさい(それは褒めてるのか?)大人のお味です。

豆くさいは褒め言葉ですよ。何しろ高い。

製菓用品のサイトで材料を色々みてみましたが、これくらい濃厚なペーストだと1kgで2万円以上。
そのほかにもビン入りの水っぽいクリーム状のものなどはもうちょっと低価格帯でもありますが、それだけ濃度が薄いってことで、いずれにしても高額。

そんなピスタチオの風味を、香料なしでこれだけ感じるということはそれなりに配合されているということ。

みなさん、心してピスタチオアイスを食べましょうね。

上手につきあって、おうち時間を充実させよう

近所のセブンイレブンとローソンだけでも、これだけのピスタチオアイスが集まりました。いやすごい。
これだけあれば、おうち時間に飽き飽きしている家族たちとも『聞きピスタチオアイス』で十分楽しめますよね。

流行ったからと言って猫も杓子もワッと盛り上がって各社一斉に商品を出すというのも、まあどうかなと思う節もありつつ(それに群がるのもどうかと思いつつ、今回は群がってみましたけど、、)しかし、日夜研究を重ねている企業の努力が私は大好きなので、その研究成果を楽しみたい!という気持ちもあります。

ここまでクオリティの高いものを手頃な価格で手軽な場所で販売してくれるものありがたい。その分ちゃんと生産者にも還元してくれよなと思いつつ、日々課金してしまうのでありました。買うことが応援ですからね。

それにしても、コンビニってお弁当もお惣菜もパンもスイーツも、本当に美味しくなりましたよね。以前は若者や働く世代の手軽なランチとか、ちょっと手抜きの食事のイメージもありましたが、最近はコンビニの冷食やお惣菜コーナーに高齢の方をよく見かけるようになりました。(地方だとより顕著な気がする)

かたや、コンビニのお弁当やチルド品の廃棄の問題を思うと本当に気持ちが塞ぐ部分もあります。なかなかいいことばかりでもない現実。
ちなみに我が家の最寄りのコンビニはいつもお弁当棚がほぼ空なので(補充が間に合ってない)選択肢がまったくないのですが、廃棄問題の観点でいくと理想的なのかな、とポジティブに受け取っています。空腹時は辛いけど。

U2KANAYAのご紹介

静岡の自然豊かな場所にあるインダストリアルなカフェ『カフェユノートル』では、ここちよい時間と空間をご提供しています。ここで焙煎したコーヒーや米粉の焼き菓子を味わいながら、カフェを囲む庭園の緑や植物に癒されたり、会話を楽しむ人がたくさん訪れています。併設の『アンライフbyユノートル』では、観葉植物やファッション・インテリア雑貨を販売。健やかに、優しく、豊かな日々を。そんな”ローカルだからできる”日々の豊かさがある暮らしを、これからもユノートルは提案していきます。

ユノートル
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