古い桐タンスを、アンティークキャビネットにリメイクしてみた。

昭和の家には、一つはあると思われる桐製のタンス。以前は嫁入り道具として使われることも多かったようです。昔から着物を入れる箪笥として使われてきた理由は、こんな特徴があるからなのです。

  • 防湿性が高く、カビが生えにくい
  • 防火性が高い
  • 防虫製が高い
  • 軽量で歪みが少ない

せっかくの良い材質の桐タンス。古いからといって使わない手はないですよね!そのままでは純和風になってしまうので、今回は古い桐タンスをリメイクして、脚付きキャビネットと、商品陳列用の棚をつくりました。

Before:古い家に放置された埃まみれの桐箪笥

引き出しが多い桐のタンスでした。

桐タンスのリメイク方法

では、わたしがやった桐タンスのリメイク方法をお伝えします。

1.まずは、分解します。

3段になっていた一番上の部分(右側)を分けます。これで一つのキャビネットを作ります。次に、2段目についていた扉は外して、3段目に入っていた引き出しを全て抜きました。2段目と3段目は重ねた状態で使います。

2.1番上の部分で、キャビネットを作る

一番上の部分を使って、キャビネットを一つ作ります。

①塗料を塗る

綺麗に水拭きをしてから完全に乾かしたら、塗料を塗ります。(他で使っていたブライワックスが余っていたのでこちらを使いましたが、お好みの塗料を塗ってください。木目を生かすなら、ワックスやオイルステンがおすすめです。

②脚を取り付ける

今回使ったのは、10cmほどの高さのキャビネット用の脚。シルバーの感じがシンプルで良かったのでこれを選びました。記事の最後で購入したところをご紹介します。

たったこれだけで、アンティーク調(古いタンスだから既にアンティークですが)キャビネットの完成です。

3.もう一つ、商品陳列棚をつくる

こちらの部分を使って、商品陳列棚を作りました。

①外側を塗料で塗る

金具の部分を塗りつぶさないように気をつけながら(必要ならマスキングしてください)外側をブライワックスで塗っていきます。ワックスの場合は、金具の上から塗ってしまっても、少し艶が出る感じで逆に良かったです。

内側は特に何も塗っていません。(ブライワックスの場合、色うつりがする場合もあるので、あえて何も塗らないようにしました。)他の塗料なら、内側も全部塗ってしまえばかなり雰囲気が変わると思います。

After:完成形は、こちら。

左のキャビネット:桐のタンスの和風なイメージを変えたかったので、小さな脚がついていたら可愛いだろうな〜と思ってつけたら、思った通りほんのり可愛らしさが出た気がします。

右の棚:商品棚として使いたかったので、浅めの高さの棚がちょうど良かったです。書類とかを収納する棚としても使いやすいかなと思います。

今回使った材料

今回使ったのは、いつものブライワックス。

そして、IKEAのEKETというキャビネットシリーズの脚(シルバー)。

詳細は動画でご覧ください。

みなさんのおうちにも古い桐箪笥があったら、試してみてはいかがでしょうか。簡単にできるリメイクでした。

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