おうちカフェをスペシャルにする、手創り市で購入したお気に入りの器

去年の頭からすっかりステイホーム続き。外に出られないぶん自宅時間を充実させている人も多いのではないでしょうか。ますますおうちカフェ化を楽しみたい、2021年。

コーヒーやお茶の銘柄にこだわったり、有名店のお菓子をお取り寄せして楽しむのもいいですね。

また、特別なものでなくても普段飲んでるお茶やコンビニスイーツだって、盛り付けひとつでぐっとおうちカフェ時間が贅沢なものにかわります。

普段のおやつもお気に入りの器で特別なひとときに

我が家の器は北欧ブランドやヴィンテージから、国内の現代作家の作品など、量はさほど多くはありませんが、ジャンルやテイストはさまざま。計画的に購入するというよりも、ピンときた出会いで半ば衝動的にお招きしています。

また、購入場所も、有名ブランドやメーカーの食器はネットやお店でのことが多いのですが、一方で国内の作家ものの器は、手創り市で購入したものばかりです。

生活雑貨のセレクトショップなどでも取り扱いがありますが、やっぱり作り手から直接買えるのがいい。作り手のパーソナリティも含めて、より物語性や希少性を感じることができますよね。

どうしても綺麗にお店に並んでいると“のっぺらぼう”というか、それができる過程や人の気配が、仮に丁寧に説明されていても見えにくいもの。

その点、手創り市などで本人や近しい間柄で出店しているブースは、その空間からも作り手の空気感だったり価値観や人となりが見えてきます。それが好きなのかも。

さらにいうと、売り物以外の什器だったり置き方などからも、むしろ個性や考え方が見えてきます。

古材のテーブルを使っていたり、どんな布を敷いているのか、合わせて花が飾ってあったりと素敵にスタイリングされていたり。

かたや、梱包から出したままの新聞紙に包まれた状態で積んであるブースもあったり。無骨な感じも、工房の飾らない普段の様子が垣間見えるようで、それはそれでよかったりします。

ミスドだって特別なおうちカフェに早変わり

スーパーで買ってきたお惣菜やお刺身を、パックのままでも食べられるけど器に盛り付けるだけで素敵な食事に早変わりするのと同じで、見た目って大事。

チェーン店のドーナツも、箱から手掴みで食べてもまあ美味しいけど、お気に入りのお皿に載せただけでこんなにスペシャルなドーナツに早変わり。

このお皿は、今年の春に手創り市で出会ってお招きしたお気に入りのお皿です。作家さんご本人から購入しました。見た目がいいとか使い勝手がいいとかだけでなく、買ったシーンまでも記憶に残っていて、それがさらに愛着になっていきます。

作家ものといってもテイストはさまざま

手の跡が残った手捻りの一点もの感溢れるものから、洗練された工業製品のような表情のものまでさまざまあります。それらを一括りに“作家もの”としてしまうのもなんだか違うような気もしますが。

私の好みで言うと後者、個人の『作品』という色が強いものよりも、『プロダクト』と呼ぶに近い風合いのものを好んでよく選びます。最近の風潮としてもそういう作風が増えているかもしれません。その先駆け的な存在がイイホシユミコさんかもしれません。

初めてイイホシさんの器を知った時に、ブランドコンセプトが「手づくりとプロダクトの境界にあるもの」として、量産でありながら温かみのある食器作りを目指している。とあり、まさに共感できる考え方だなあ、と思った記憶があります。

以前、作家さんだったか、どなたか忘れましたが、それまでは手の跡の残る力強い一点ものの焼き物に惹かれて集めていたそうですが、ある朝、ふとその器でコーヒーを飲むのが気分的に重いな、、と思ってしまった。と言う話を読んで膝を打ったことがあります。まさに私もその感覚なのです。

エネルギー溢れる作品の熱量や重量を支え切れないというか…。負けちゃうというか。。

物理的にも重いものはだんだん辛くなってくると言うのも。ル・クルーゼやストウブのような鋳物の鍋は美味しくできるとはいえ頻繁に使うと洗うのが大変そう…と年々思うようになり。大人になってから買うより若い頃に買って使っておいた方がよかったなと思ったりも。

どんなに素敵なうつわも家具も、住宅事情によっては不釣り合いに…

また、うつわに限らず、家具やアンティークなどもそうですが、その物自体は素敵でも、日本の現代的なマンションや住宅だと似合わないということも多々あります。洋の東西を問わず古いものが好きだったりするので、古道具屋さんでたまたま出会った謎の瓶とか籠とか和ダンスなども、我が家が古民家だったら素敵なんだろうな…と思いつつ諦める、ということも数え切れないほどあります。

暮らしの箱である住宅の建材と、その中にある道具とのテクスチャが合わないと、重量感のバランスがどうもチグハグしてしまう、という悩み。憧れはあるものの、古民家だと味はあるけど毎日暮らすとなると機密性や断熱性、また水回りの問題があったりも。どちらを取るか、トレードオフですね。古い車にも同じようなことが言えますが。

ARTS & CRAFT 静岡手創り市で物との出会いは一期一会

そんなわけで私が器などを購入する機会が多いARTS&CRAFT静岡手創り市ですが、年2回、4月と10月の1週目か2週目の土日に開催されています。場所は護国神社の境内。池をぐるりと囲んだ散策路に沿ってブースが並び、森のように木々が生い茂って、何度行ってもいい場所だな、と思います。

↑細かい波紋と反射がきれいでした。モネの池みたい…?

手創り市に通い始めた頃は、朝行けば人が少なくゆっくり見て回れる感じだったのが、いつしか人気の作家さんを目指して早朝から行列ができたりするようになり、数年はやや足が遠のいていましたが、今年の春は久しぶりに器を購入。それが先ほどドーナツを載せたお皿です。

人気の焼き菓子屋さんに友人と1時間並びました(冒頭のナッツのタルトがそれ)。だんだん疲れて会話が減ってきても、ここまで並んだのだから買って帰らねば…!という謎の使命感というか意地というか、そんな感じになってきます。まあそれも1年に1〜2度のイベントと思えば楽しいものです。

それから器やファッションを扱うブースを気の向くままにのぞいて、ピンときたものがあったら購入。その一期一会感もとても楽しい。

そんな感じでたまたまの出会いを楽しみに、予習しないで行くので、好みの素敵な作家さんを見つけてもすでに買われてほとんどない、、ということも。それもまた一期一会。

そこはヘタに後追いしたりせずに、ご縁がなかったということで諦めるタイプです。

もちろん、そんな時でも作家さんに直接注文したり、購入できる方法を聞いたり、インスタを教えてもらったりという次につなげるアクションがしやすいのも手創り市のいいところ。

2021年秋は、10/9・10に開催予定

2021年10月も会期が発表され、出展者さんも発表されました。

毎回テーマが設定されていて、今季テーマは「ハレの日の装身具」ということなので、ファッションやアクセサリー関連の出展が多いのかもしれません。それでもフードや器なども毎回一定数はあるのでそれほど偏った印象もなく、いろんな趣味の方が楽しめるはず。

まだもうちょっと先ですが、どんな出会いがあるか、今から楽しみにしています。