コーヒーが仕事のおともになっている在宅ワーカーママは多いのではないでしょうか。実は普段何気なく飲んでいるそのコーヒーが、
「家族の見送りを済ませたら、朝からシャキッと仕事したい!」
「家のリビングでも、関係なく集中力を上げられるようになりたい!」
「一度休憩するとダラダラしちゃうのをやめたい!」
という、在宅ワーカーが一度は頭を抱えるこれらの悩みを解決してくれるんです。
コーヒーの飲み方を少し工夫するだけで、その効果を最大限に活かすことが出来るんですよ。この記事では、どのようにコーヒーを摂取するべきかを一日のタイムスケジュールごとにお伝えしていきます。
「モーニングタイム」のコーヒーの飲み方
・コルチゾール×9時半からのコーヒーで覚醒タイムが長続き!
起きてすぐに頭が回らないという人は多いですよね。でも
- 覚醒効果
- 血流促進
など、体が目覚めるための効果がコーヒーにはたくさん含まれています。低血圧でお悩みの在宅ワーカーママはこれを味方につけましょう!朝にコーヒーを飲むことで体が動かしやすくなります。ただし、朝起きてコーヒーを飲む時に注意するポイントが一つあります。
朝になると私たちの体はもともと、覚醒するためにコルチゾールというホルモンを出すように出来ています。そのコルチゾールの分泌が多くなるのは朝9時頃までと言われており(※)、その時間にコーヒーを摂取するとその覚醒力が帳消しになってしまうそうです。(※朝起きて夜寝るという一般的な生活サイクルの人の場合)
朝一番に飲むよりは、拭き掃除などの簡単な家事やお化粧など身支度などを済ませて、コルチゾール分泌が落ち着いた9時30分頃から飲みだすのがいいですね。
また利尿効果によってむくみの軽減も期待できるので、すっきりした一日を過ごせるようになります。とはいえ朝からコーヒーを飲み過ぎてしまうと、体内の水分を保つ役割を持つカリウムが減って逆効果になってしまうので気をつけてください。
「ワークタイム」のコーヒーの飲み方
・集中力アップのために、仕事30分前のコーヒーを習慣付ける!
コーヒーを飲むメリットのひとつ、「集中力アップ」。ワーママは是非味方につけたい効果ですよね。何故なら、家にいると余計な情報が入ってきて気が散漫になりやすいから…。ですのでここでも、効果を最大限に発揮出来るタイミングにコーヒーを飲んで、さくっとタスクを終わらせてしまいましょう!
あるテストによると、カフェイン入りのコーヒーを飲んでから30分ほどで”計算能力の向上”が確認されたそうです。1時間ほどで上昇グラフはピークを迎えるようですが、その効果は数時間経っても続くんだとか。
10時から仕事をスタートする場合、9時半にモーニングコーヒーを飲んでいれば覚醒効果と集中力アップのW効果が期待できますね!ブラックコーヒーであればより効果が高まるそうなので、砂糖やミルクなしでも大丈夫な方は是非ストレートで♪
「ランチタイム」のコーヒーの飲み方
・「食後のコーヒー」は肥満や肌荒れ防止に効果あり!
「食後のコーヒー」なんてよく聞きますが、結論から言うとこれは正解。コーヒーは食後の血糖値上昇をおさえてくれて、胃の消化活動をスムーズにしてくれます。胃がしっかりと働いてくれるということは、肥満防止や肌荒れを防ぐことが出来るのです。
在宅ワークでは必要最低限の外出しかしないことも多くなるので、運動量が少ない方は食後のコーヒーを活用して体型をキープしましょう。ただし貧血が気になる場合は鉄分の吸収が妨げられてしまうので、その場合は控えた方がいいでしょう。
また食前のコーヒーでも脂肪分解効果が期待できますが、胃に負担がかかって気持ち悪くなってしまうこともあるので、胃腸が弱い人は注意。
「ブレイクタイム」のコーヒーの飲み方
・「コーヒーナップ」で午後も生産性アップ!
午後に向けてもうひと頑張りしたいけど、一休みすると眠気が襲ってくる…。10分の休憩のつもりが、気付いたら60分経っていたという経験があるのは私だけではないはず…。家で仕事をしていると気持ちの切り替えも難しく、ぼんやりしたままでは通常よりも時間がかかってしまってしまうのでもったいないですよね。
そんなブレイクタイムは、「コーヒーナップ」をうまく活用して体をリフレッシュさせましょう。コーヒーナップとは、軽い昼寝をして作業能率を改善させる「パワーナップ」のコーヒーバージョンです。
午後は眠気に襲われることが多いですが、そんな時コーヒーを飲んでから15~20分の短い睡眠を取るのです。カフェインが働き始めるその時間にタイマーを設定しておくことで、休憩を取った後でもすっきりと目覚めることが出来るというわけです。
なんと株式会社ネスレさんが、タイマーと睡眠導入BGMをサイトで公開していますので是非使ってみてください。コーヒーナップのステップも書かれているのがまた嬉しいですね♪
→ 専門家が監修!ネスレコーヒーナップで日中の眠気を吹き飛ばそう
「ナイトタイム」のコーヒーの飲み方
・仕事終わりは深煎りでリラックスタイム
・睡眠が気になる人はノンカフェインコーヒーを
一日の終わりにほっと一息、美味しいコーヒーを飲みたい気分が高まりますよね。
仕事を頑張った自分のご褒美でコーヒーを飲むという場合は、深煎りコーヒーをチョイスしてください。コーヒーの香りにはリラックス効果があるのですが、深煎りはその効果が一段高く、カフェイン含有量も比較的少ないのでおすすめです。
しかし、睡眠への影響が気になる場合は、夕方以降はあまりコーヒーを飲まない方がいいでしょう。睡眠への影響については、コーヒーが影響する派、しない派に意見が分かれているようです。寝る前にコーヒーを飲んでも、全然問題ないという人もいます。カフェインへの体への影響は個人差もあるので、これはもしかしたら永遠に答えが出ないテーマかもしれませんね…。
遅い時間にコーヒーを飲んだことで眠りが浅くなった経験がある方は、ノンカフェインコーヒーに切り替えるなどすれば、大事なリラックスタイムをそのままにぐっすり眠れることでしょう。
飲み過ぎにはご注意を
以上、コーヒーの時間帯別・飲み方まとめでした!EFSA(欧州食品安全機関)によると、コーヒーの適切な摂取量は1日3〜5杯程度ということなので、過剰に飲み過ぎないようにだけ注意してくださいね。
ぜひ明日から、お仕事の予定と一緒に、どのタイミングでコーヒーを飲むかスケジューリングしてみてください。それでは、充実のコーヒーライフを♪
参考:全日本コーヒー協会(https://coffee.ajca.or.jp/)/農林水産省(カフェインの過剰摂取について:農林水産省)/東京福祉大学短期大学部 栗原久教授(株式会社ネスレインタビュー記事より)/食品安全委員会
文:nakatae