リモートワークで自宅で仕事をするようになった方も増えたであろう昨今。
急遽リビングやダイニングで仕事をすることになって、ワークスペースが確保できない、椅子が合わなくて腰痛になる…などのこれまでなかった悩みも増え、それに伴ってコンパクトな机や椅子が売れたという話も聞きます。
机も椅子も重要ですが、さらに忘れてはならないのが、ライト。
意外と盲点かもしれません。でも、手書きでもパソコンでも、作業をするときに薄暗い状態では目の疲労も何倍に増えてしまいます。なるべく負荷を減らしてストレスのないワークスペースをつくりませんか。
デスクライト難民、ライトを探す
まず、私の場合ですが、フリーランスのため自宅兼オフィスで仕事をしています。ツールとしてはiMacを使用していますが、ノートや紙に手書きをすることもあります。
これまで使っていたデスクライトが使い勝手が悪いのと、引っ越しを期にインテリア的にもバランスのいいデスクライトを導入しようと決意。
条件は
- iMacの横に置くので、デザインや色合い、雰囲気が近い直線的なシンプルなデザイン
- 色は圧迫感のない白かシルバー
- 価格も抑えめで。できれば5000円くらいで
仕事場をなるべくシンプルにしたいので、主張の少ないデザイン、見た目、のものが条件です。佐藤可士和のオフィス、とまでいかなくても、可能な限りノイズを減らしたいという気分。
Amazon、楽天、無印良品、IKEA、カインズ、ニトリで検討した デスクライト9選
ということで色々リサーチしました。その際、候補となったデスクライトを一挙ラインナップ。
比較しやすいように、ここではあくまでデザインが近い商品のみを抜粋しています(一部例外あり)。各店・各ブランドではここに掲載していない、いろいろなデザインのデスクライトが販売されています。
Amazon
デスクライト TaoTronics LED ¥3,999
ベストセラーになってるなと思ったら、HIKAKINがオススメしているらしい。なぜヒカキン?? シンプルで高機能ですが、もう一声、洗練感欲しいなと思いました。
Rakuten デスクライト ¥2,899
スクエアでシンプルで、かなりイメージには近い。けど、パネル部分のプラスチック感がちょっと残念かな。。
無印良品
LEDアルミアームライト ¥6,990
インテリア的にはこういうアームライトもかわいいんだけど。ピクサーのマークみたいな昔ながらのライト。でも今回はなるべく直線的で無機質系シンプルなものが目的なので泣く泣く見送り。デザイン的には好き。
この方向性でデザインに走るなら、イデーのこれとかさらにデザイン性が高くてアートのよう。
IDEE
ジェルデ シグナル デスクランプ ホワイト ¥37,400
形もお値段も、色々横道逸れちゃった感じですね。こういうデザインものを取り入れるとなると、全体的なインテリアにもっとこだわりだしちゃうやつです。そういうオフィスもいいよね。
現実に戻って、無印でシンプル系だと
電源がつかえるデスクライト ¥6,990
直線的でいうとこの路線ですが、ちょっとアームが複雑な印象。躯体全体がプラスチックなのも、うーん。
(このへんで我ながら本当に細かいな、と気づきはじめる)
IKEA
HÅRTE ホールテ ¥ 1,999
これもちょっとアート的。そぎ落とされ系としてはありですが、今回の意図とはちょっと違う。
シンプルだけど有機的な感じ。いいんだけど、今回目指すは無機質感なのです
カインズ
オーム電機 LEDデスクライト DS-LD42A-W ¥2,480
電機メーカーの安定性を感じられる商品。角度調節自在。便利そうなのはわかりますが、もうひと声、洗練感を…。
(ほんとわがままですいません)
ニトリでも最初に見ていたのは、こんな感じ。
LEDデスクライト BATON ¥3,045
シンプル。しかし、カーブが、アールが、ツヤありプラスチックの質感が(以下略)
ここまでくると、プラスチックをそんなに憎んでいるのか!?とも思えるけどそういうわけでは…。
これだけ見たのにピンとくるものがないなんて。
もう、この世に納得できるデスクライトなんてないんじゃないか…
と心折れかけた頃、ニトリのデスクライトのWebページの一番最後に発見!
最高の見た目にたどり着く。フォルム・色・質感、すべてにおいて理想形!
そうやってようやくたどり着いたのがこちら。
ニトリ
LEDデスクライト ミニオ ¥4,064
徹底的に直線的な躯体と構造。鉄パイプのような円筒と薄い鉄板だけでできているような、無駄のないこの究極なシンプルさ。
つや消しアルミがiMacやMacBookのアルミボディと、見た目でいえば完全一致!
これだよこれ!これを求めていたんだ、なにこの理想形は。
ひょっとして、これは、私と同じ考えの人がニトリ内部にいたんじゃないか?とすら思う。これを商品化した人を探し出して固い握手をしたい。
電源はライト部分の先端のタッチセンサー式。
完全にmacの電源ボタン意識してるでしょ。と言いたくなるような見た目。
ライト部分と支柱の接点であるヒンジ部分は180度動かせます。完全にぱたりと畳むこともできるし、反対方向に伸ばすことも可能。
機能もシンプルに、明るさ・色温度ともに3段階。3段階で十分だ!
色温度のバリエーションは、青白い光から、電球色までの3段階。
わたしは普段仕事時は中間の光の色で使っています。 候補の中では7段階とか10段階など段階が細かいものもありますが、正直3段階もあれば十分!多くても使いませんから。(個人の感想ですが)
こだわりポイントを明確にしておくと取捨選択しやすい
今回、自分の中で明確な“アリナシポイント”があったため、かなり厳しい目で選別していきました。
道具には過剰な装飾などはなるべくいらないと考えて物を選ぶタイプですが、特に今回は
『iMacと並んだときに一番しっくりくるデスクライト』
という譲れないテーマがありました。
機能だけで選べば、もっと高機能かつ安いものもありました。
デスクライトからスマホの電源が取れたり、明るさや光の色の段階も細かいものもありましたが、今回はどちらかというと、機能性より見た目を重視。
というのも、常時視界に入るものの見た目があんまり気に入っていないというのは地味に結構なストレスになるということを、最近実感する機会があり、それもあってなるべく妥協しないようにしました。
これは個人の感覚でしかありませんが、ふとした時デスクスタンドが視界に入るたび、「スッキリしていいな」と気持ちが上がる感覚があります。
趣味のものならともかく、仕事の道具は特に、なるべく邪魔にならず、且つあって嬉しいもの、というのが結果的に作業効率アップにも結びつくのでは?と感じます。
惑わされやすい時代だから、自分軸を持っておこう!
実店舗でしか買えなかった頃と比べたら、ネットショップであらゆるものが購入できるようになり、昔と比べて商品もサービスも選択肢が増えました。
ただ、選択肢が多くて嬉しい反面、迷ってしまって、結局価格や誰かのレビューで選びがち。
それらも十分選ぶ理由になりますが、いざ失敗したり想像と違った時に、モヤっとしてしまうことも。
もの選びに限らずですが、なるべく自分の判断基準を持っておくことが、世間に振り回されないコツかもしれませんね。