健康や美容に気を使っていると「白湯」という言葉をよく見かけますよね。白湯はひとことで言うと、沸騰させたお湯のこと。
とは言っても、ポットで沸かしたお湯を熱々で飲んでも、実は白湯としての効果はありません。白湯にはちゃんと、正しい作り方があるのです。体をキレイにするために、毎日1杯は飲む習慣を付けたい白湯。
今回は、その作り方と効果について、そして白湯に嬉しい効果をプラスしてくれるアイテムについてもご紹介します。
そもそも白湯の効果って何?
「体に良いのはなんとなく知っているけど、あったかいお湯を飲むだけで何か変わるの?」と、まだ白湯を詳しく知らないあなたにその魅力をお伝えします。
●腸内環境の改善。
白湯で体の内側が温められることで、内臓が活発化する。
●未消化物や毒素を流してくれる。
活性化した内臓の働きにより、老廃物が排出されやすくなる。
●代謝アップ。
白湯を飲んで温まることで血流が良くなり、代謝がアップする。
また、血流が良くなることから冷え性改善の効果も。
●むくみ防止。
体の中の毒素や余分な水分を排出してくれる。デトックスの結果、お肌もきれいに。などなど。
体を温めることや老廃物を流してくれる効果があるので、白湯を飲むだけで仕事や家事の疲れも楽になりそうですね。
白湯を飲むなら南部鉄器がおすすめ!
白湯は鉄瓶で飲むと鉄分も摂れます。鉄瓶といえば”南部鉄瓶”です。南部鉄瓶は、南部鉄器の製品の一種で、岩手県の盛岡市と奥州市でつくられる伝統工芸品です。
「茶の湯」という言葉を聞いたことがあるかと思いますが、南部鉄器はこれをきっかけに生まれたそうですよ。
ECサイトでも商品を見ることが出来るのですが、丸いコロンとしたフォルムで可愛らしいものもあり、和物としての味わいもあります。
南部鉄瓶は、直接火にかけても割れたりしません。そのままコンロで使えるので使い勝手の良さでも重宝しそうです。白湯の味もまろやかになりますし、道具に対してのこだわりを持つならおすすめのアイテムです。
参考:OIGEN
鉄分は、特に女性にとっては不足しがちな栄養素。
しかし、必要量の鉄分を食物で摂ろうとすると食事量が多くなることや、鉄分たっぷりのレバーの味が苦手だという人もいるかもしれません。
水分なら毎日摂るものですし、それで鉄分補給ができるなら女性には嬉しいですよね。
鉄分を補うことは、
- 体の疲れを癒すこと
- 内臓の働きを整えること
- 睡眠の質の向上
などに繋がっていきます。
普通に沸かした白湯で得られるメリットもたくさんありますが、南部鉄瓶を使って淹れることで、さらに丁寧に1日を過ごすことができそうですね。
白湯の作り方
では、ここで改めて白湯の作り方をご紹介します。
・水道水を使う場合は、一度沸騰させて、さらに10~15分ほど火をかける。(ポットで沸騰させたお湯では効果が薄くなるので、鍋ややかんを使用する。)
・飲みやすい温度(50℃程度)になるまで冷まして、少しずつ飲む。沸騰させる時は、ぶくぶく泡が立つくらいの状態でしばらく置いておくと良いそうです。
ちなみにミネラルウォーターやウォーターサーバーを使っている場合は、この沸騰させる工程が不要になります。
コップ一杯分入れた水を電子レンジで温めれば、すぐに白湯の完成です。朝の時間帯は忙しいけれど、白湯を飲む習慣を作りたいという場合はこの方法でも大丈夫だそうです。
白湯はアーユルヴェーダにルーツがあり、この作る過程で「ヴァータ(風・空)、ピッタ(火)、カパ(水・土)のバランスが整っていく」とされているのです。
”水”を”火”で沸騰させることで”空気”を取り込み、白湯が出来上がるのですね。
夜寝る前に飲むのも良いと言われているので、お湯が沸騰するのをじっくり待つリラックスタイムとして取り入れてもいいかもしれません。体調などによって、白湯が口に触れる感触が日によって違うこともあります。ぜひ試してみてください。
【まとめ】
白湯の作り方、その効果についてお伝えしてきました。白湯は、その味を美味しく感じるようになるのが健康体にむかっている証だそうです。
一気に飲み干すのではなく、時間をかけてゆっくりと飲むのも大事なポイント。自分の体に白湯が染み渡っていく感覚や、日々の味の変化を感じ取りながら続けてみてくださいね。
文:nakatae