気温が上がり始め、暑くなってきましたね。
この時期は普段よりも水分補給の頻度が増えることかと思います。夏場は特にミネラル補給の重要性も説かれますが、「硬水」を活用すると不足しがちなミネラルをより補いやすくなります!
「硬水は普通のミネラルウォーターと何か違うの?」と疑問になりますよね。この記事では、意外と身近な硬水についてお伝えしていきたいと思います。
硬水は普通の水と何が違うの?
私たちが普段飲んでいるのはほとんどが軟水です。
水にはどれくらいミネラルが含まれているかを表す「硬度」という基準があるのですが、軟水はその硬度が低く、飲みやすいミネラルウォーターです。
東京都の水道水の硬度は、水のおいしさを保つために10~100mg/L程度を目標値とされているのですが、硬水は301mg以上。3倍ほど差があります。とは言え、水であることには変わりありません。
硬水が私たちの生活であまり馴染みがないのは何故なのでしょうか?
ミネラルが豊富な水は苦い!?
硬水にはカルシウムやマグネシウムなどのミネラルが含まれています。この量が多くなればなるほど独特のクセや苦みのある味になるのです。
硬水に比べて軟水が飲みやすいのは、このミネラル含有量が低いから。
「でもミネラルが多いなら毎日硬水を飲む方が健康的なのでは?」そう感じるかと思いますが、軟水の味に慣れている日本人には硬水の独特の味が口に合わないことが多いようです。
私もはじめて硬水を飲んだ時は、そのもったりとした重さに「500mlのペットボトルが全部飲めない…」とギブアップしました。
また、日本料理にはクセのない軟水が使われることが多いです。
独特の苦みがお茶やコーヒーの風味を変えてしまうこともあることから、飲み物にも軟水が使われることが一般的なようです。
日本は、石灰岩を含む地層が少ないことや海に囲まれた地形により、水中にミネラルが含まれにくいです。
これにより私たちは軟水を飲むことの方が多く、海外に比べると硬水商品は少ない印象です。いま私たちの身の回りにある硬水にはどんなものがあるのでしょうか?一緒に見ていきましょう。
このミネラルウォーターも「硬水」だった!
「硬水」と言われると、あんまり馴染みがないように感じますよね。
しかし、硬水はコンビニやドラッグストアでも手軽に手に入る身近なもので、実は硬水と気付かずに飲んでいるだけかもしれません。
エビアン
コンビニではほとんどの店舗で販売されているevian。硬度304mg/Lの硬水で、他のものと比較しても飲みやすい部類です。硬水だと意識せずに飲んでいたのではないでしょうか。
あまり苦みなどが強くない方なので、硬水にチャレンジするのはevianからが良いとも言われています。
環境問題に配慮して、ラベルレスボトルも取り扱っていたり、リサイクルされたプラスチックを本体に使っていたりします。からだにも環境にも優しい商品と言えますね。
ゲロルシュタイナー
こちらもよく見かける商品かと思います。硬度1310mg/L「超硬水の天然炭酸水」ですが、炭酸であれば硬水の風味が苦手でも飲みやすくなります。
強炭酸を好んで飲む人も多いですが、硬水の炭酸水と味比べしてみてはいかがでしょうか?
ペリエ
コンビニやスーパーではもちろん、ペリエはバーなどで置かれていることも多いですよね。プレーン以外にも、レモンやライムなど柑橘系の風味のものが販売されているので、味を変えて楽しめます。
ミネラルが多いのは良いけど、味のない水をずっと飲み続けるのは飽きてしまいそう…という方にはバリエーションの多いペリエが合うのではないでしょうか。
コントレックス
ゲロルシュタイナー同様、”超硬水”と呼ばれるコントレックス。他の硬水に比べて、硬度1468mg/Lと圧倒的に高い数値です。
つまりそれだけ硬水独特の苦みや重さがあるので飲みづらくなります。が、先日私はこれを飲んでみたところ、美味しさを感じて一気に1.5L飲み干してしまいました。
私のからだにミネラルが足りていなかったのでしょうか…。硬水に飲み慣れていて興味があるという方は、”超硬水”コントレックスにチャレンジしてみてください。
と、いくつか硬水商品を見てきました!ここにご紹介したのはほんの一部で、調べてみると硬水はまだまだたくさんあります。原産国によって、ミネラル含有量によって、それぞれ味や風味に違いがあるので自分好みのものをぜひ探してみてください。
まとめ
ミネラルを充分に含む食事をするためには、その分たくさんの穀物や野菜を取らなければなりません。しかし水であれば、食事のように大量に食べたり様々な食材を用意する必要がないため手軽にミネラル補給できます。
たくさん摂取しても、食事に比べてカロリーが圧倒的に低いのも魅力的ですね。
からだでは作れないミネラルをしっかり摂取することで、お通じが改善したり、お肌の新陳代謝が起きたりと嬉しいこともたくさんあります。
別の記事では、この硬水に含まれるミネラル、マグネシウムやカルシウムについても解説していますので気になる方はそちらもチェックしてくださいね。
文:nakatae